エラー: 無効なユーザー名です。パスワードをお忘れですか? 「妖怪ウォッチ」大化け ポケモンしのぐ勢い | 妖怪ウォッチ倶楽部

「妖怪ウォッチ」大化け ポケモンしのぐ勢い

漫画とアニメ、ゲームで同時展開するクロスメディア作品「妖怪ウォッチ」が小学生を中心に大流行している。キャラクターをあしらった一部の玩具は製造が追い付かず、入荷すると即完売の人気ぶり。ニンテンドー3DS用ゲームソフトは発売から1年で110万本が売れた。10日にはシリーズ第2弾も発売。勢いでは既に「ポケモンをしのぐ」ともいわれる“お化け人気”。妖怪ブームは親や祖父母をも巻き込み、社会現象となっている。 (浜口武司、稲葉千寿)
先月二十八、二十九日に千葉・幕張メッセで開かれた「次世代ワールドホビーフェア」(WHF)。二日間で十二万人以上が訪れた会場では、ドラえもんやポケモンといったおなじみのキャラクターを押しのけ、風変わりな妖怪のブースに人だかりができた。
長野県上田市の会社員山村浩幸さん(36)は妻と小学生の息子二人と車で来た。午前零時に会場に着いたが、既に四百人ほどの行列ができていて、場所取りをした後は車の中で仮眠した。「ストーリーは大人が見てもおもしろく、妖怪もかわいい。今日は、作家の小西紀行先生のサインが目的で来た」と話す。
「月刊コロコロコミック」(小学館)に連載する小西さんのサイン会の整理券は開場後すぐに配布終了。一人で何冊もサインしてもらおうとコミックを持ってくる人が多く、サイン会は予定の一時間半を四十分以上もオーバーした。
「ここまでの人気は予想外」と小西さん。ポケモンと比べられると「あちらは息が長い。追いつけ、追い越せで頑張りたい」と戸惑いを隠せない。
妖怪ウォッチの異常な人気を示すのが「妖怪メダル」と呼ばれる玩具の売れ行きだ。バンダイが今年一月に販売開始し、これまでに三千二百万枚を完売。メダル二枚入りのパック(税別百八十円)は店頭に並べば、すぐに売り切れる。子どもたちが欲しくても、簡単には手に入らない状態が続く。
十歳と六歳の娘二人がはまっているという神奈川県逗子市の主婦大江悦子さん(36)はメダルを買うために並んだが、買えなかった。列には大人もたくさんいて、大江さんはネットオークションで高く売れるからではないかと疑い「子どもが遊びたくても遊べない現状は過熱しすぎ」と嘆く。鎌倉市の主婦桜井香代子さん(34)も、町の小さなおもちゃ店で「メダル入荷」の張り出しを見て、長男(10)、長女(7つ)と早朝から並んだが買えなかった。「親が調べて商品を手に入れようとしたり、買えなかったら子どもに謝るのもどうかと思う」と今は静観する。
一方、WHFに来ていた山村さん一家は、メダル約三千枚を入手した強者(つわもの)だ。メダル発売の情報があれば、早起きして長野市や松本市まで足を運び、コツコツと集めたという。生活は妖怪ウォッチ一色だと言い「大好きだから、苦になりません」と笑う。
ただ、こうした状況は、バンダイも憂慮しており「子どもの希望に応えたい」(広報部)と急きょ増産を決定。年内に累計一億枚を販売するとしている。

◆現代版ドラえもん 生みの親・日野社長

日野晃博(あきひろ)社長、四十五歳。年商百億円超のゲームソフト制作会社「レベルファイブ」(福岡市、社員二百八十人)のトップが、妖怪ウォッチの生みの親だ。
「コンセプトからキャラクター設定、基本ストーリーまで、すべて自分で企画し、出版社やテレビ局とクロスメディアを展開しました」。日野社長は淡々と話すが、業界では「ポケモンをしのぐ勢い」と羨望(せんぼう)の的だ。三月に東京駅の地下一番街に開いたグッズ専門店はあまりに来場者が多く、二日間で営業を休止。その後はネット抽選の完全予約制にし、六月二十六日からは東京・お台場に店を移したが、連日満員の人気が続く。
日野社長はこれまで、サッカーがテーマの「イナズマイレブン」や小さなロボットが戦う「ダンボール戦機」でクロスメディアを成功させた。だが妖怪ウォッチの過熱ぶりは「自分でも理解不能なほど」で「わが社では過去最大級」という。
ヒットの秘密は「僕の人格をつくってくれた偉大な作品『ドラえもん』の現代版を目指した」との言葉にありそうだ。
例えば「何をやっても駄目なのび太は長所を伸ばす現代教育の中ではファンタジー。だから主人公は何をやっても普通で目立たない今どきの残念な子」。ジャイアン風のガキ大将もいるが「現実の社会ではまず人は殴らない。だから暴力はない」。
ストーリーでも現代っ子の「等身大」と「共感」にこだわり「学校のトイレで大に行けない」といった小学生ならではの悩みを徹底的にリサーチした。「君らが抱える悩みはたいしたことなくて、いくらでも解決方法があるんだよ-と訴えるドラえもんの普遍的なコンセプトを、現代風にアレンジしました」
小学六年から「マイコンのゲームプログラム作りに熱中した」という生粋のクリエーター。根幹には「子どもたちを楽しませる夢のある作品を作りたい」との思いがある。 (梅本秀基)
<妖怪ウォッチ> 漫画は一昨年12月に月刊コロコロコミックで連載開始し、ゲームソフトは昨年7月に発売、アニメは今年1月にテレビ東京でスタートした。小学5年の天野ケータが主人公。森で出会った妖怪ウィスパーに妖怪が見える腕時計「妖怪ウォッチ」を渡され、悪さをする妖怪を退散させたり、友達になったりする。妖怪メダルを腕時計に装着すると友達になった妖怪を呼び出せる。キャラクターは猫の地縛霊ジバニャンやじんめん犬など250種を超える。

出典:東京新聞

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